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被害女性を助けず帰宅 逮捕の飼い主供述


 北海道白老(しらおい)町の海岸で2月、散歩中の女性が○○犬2匹に襲われ水死した事件で、23日に重過失致死容疑で逮捕された飼い主の無職、佐治清容疑者(65)=同町=が道警苫小牧署の調べに対し、犬を放した後、女性の悲鳴が聞こえたので駆け付けたが、女性を助けずに自宅へ犬を連れて帰ったと説明していることが、同署への取材で分かった。



 ○○署によると、女性が襲われてから約3時間後の2月26日午後1時ごろ、佐治容疑者は「海岸に女性が倒れている」と近くの駐在所に届け出たが、自分の犬が襲ったことは隠した。その後、佐治容疑者が海岸で大型犬を放していたとの目撃情報に基づいて、○○署が任意で事情を聴いたところ、「倒れていた女性に自分の犬がかみついていた」と、うその説明をしたという。



 ○○容疑は同日午前10時ごろ、同町の海岸で、大型の○○犬2匹が凶暴なことを知りながら、周囲を十分に確認せずにリード(引き綱)を放した結果、2匹が散歩中の同町、無職、橋場トミ子さん(当時59歳)を襲って転倒させ、海で水死させたとしている。橋場さんの顔や腹などに、かまれた傷が多数あった。



 2匹は3~4歳の雄で、いずれも体重約50キロ、体長1メートル超。事件後、苫小牧保健所で殺処分された。



 北海道○○犬普及会の三戸俊裕(さんのへ・としひろ)理事長代行(63)=函館市=は「犬をリードにつなぐという基本すら守っておらず、考えられない。責任は重い」と憤る。○○犬は普段はおとなしいが、子犬の時でもじゃれ合っているうちに闘争本能が働くことがあるという。「ストレスさえため込まなければ人間の言うことを聞くが、それでもリードを放すようなことはしない」と話した。